Thursday, November 25, 2010

マンガ

カナダで日本のマンガは人気といえば人気だし、人気がないといえば人気はないのだと時々不思議に感じます。

多少なりとも日本に興味がある人なら、日本のマンガという、いわゆるアメコミとはすこし違った文化(?)だと知っているようです。それどころか日本では流行らなかったマンガについてさえよく知っている人がいたり、宮崎駿監督の映画の認知度などには驚かされます。

でも本屋さんでマンガ本はほとんど見かけません。たまに英訳されたマンガを見かけはするのですが、ほとんどないんですよね。以前、当時の日本の総理が、これからの日本の産業としてマンガをはじめとする日本のエンターテイメントで売り出そうとしていた時期があったように思いますが、ここ数年アメリカやカナダでのマンガの売り上げはどんどん落ちているとも聞きます。実際に身近にはマンガ本(英訳、日本語とわず)を読んだことをあるという人はほとんどいないし、日本発のゲームやアニメに比べると、マンガそのものの人気はいまひとつなように思います。

もちろん、日本でも出版しているマンガ本・雑誌の売り上げはどんどん落ちていると聞きます。マンガ本の売り上げが北米で伸びない理由は、マンガというコンテンツの人気だけでなく、出版業界全体の問題という要素もあるのかもしれません。

こうしたなか、最近漫画家さんたちが自分自身でネット上で作品を公開することが続いているようです。おかげさまで、カナダでもこうしたマンガ本を眺めることができて、ありがたく思っています。こうした電子化は、日本の流通システムから離れてしまってもマンガが読める!という当たり前のこともすごいなぁと感じます。ネット公開のマンガによって、マンガが海外で認められるきっかけにもなるとさらにいいのになぁと思うんですよね。なので、せっかくネットで公開するならせめて英訳をつけたらいいのになぁ・・・とちょっぴり思います。

今日も、新たな無料公開の試みがはじまったと聞きました。今回、公開されたマンガはPDF形式で無料で公開しつつマンガの間に広告をいれ、その広告収入によって収益をだそうとしているそうです。今回の試みは、どのくらい広告媒体としての価値があるのか、という実験でもあるのだそうです。ちょっと応援のために広告をクリックしようと思っています。

http://www.j-comi.jp/

ただ、問題は・・・初日の人気がものすごいようで、まだつながりません。

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