Wednesday, August 11, 2010

フォーサーズの終焉?

とうとう、こんな感じで話題になっています。一眼といわれるレンズ交換式のカメラはマイクロフォーサーズに今後注力しますよという宣言のように読めるのですが、フォーサーズのようなプリズムやミラーを使った一眼レフカメラはもうやめるというようにも読めるということがニュースです。

以前からオリンパスは秋にはフォーサーズの新型を出すといってきたところではあり、未だはっきりフォーサーズをやめますとは発表しないまま、こんな感じですこしづつフォーサーズの幕引きを明らかにしていくのは、なんだかとても残念な感じです。

いまのオリンパスのマイクロフォーサーズであるペンシリーズもいいカメラだと思っていますが、現状のままではフォーサーズを除いたオリンパスが、多機種をそろえたパナソニックのカメラ勢を上回るシェアを確保するのは難しそうだし、NEXが爆発的に売れているSONYと争っていくのも容易でない気がします。20%のシェアってどうなんでしょうねぇ・・・。

カメラ関係のブログや掲示板をのぞくと、フォーサーズが若干素子サイズが小さいことがデメリットのようにいわれていますが、APSサイズといわれる一般的な一眼レフと比べたらそんなにおおきくは変わらないと思います。そもそも35mmフルサイズなどと喧伝しているキャノンやニコンのフィルムサイズだって、フィルムカメラの時代、ライカ判というのは大きな規格のユーザーから引き延ばしでしか印画紙に焼き付けができない質の悪いサイズと揶揄されていたといいます。でもライカは引き延ばしで使う写真だからこそ、引き延ばしに耐える性能のよいレンズを作ることで市場に受け入れられたと聞きます。そして、システムとしてのサイズの小ささ、軽さでライカ判(35mm)はスタンダードになったはずです。たぶんオリンパスは、レンズを通してフォーサーズ規格でそんなライカのようなブランドになることをめざしていたんだろうと思います。でも今やマイクロフォーサーズではパナソニックのほうが、レンズメーカーとしてオリンパスを上回る評価をうけているようです。

すでにフォーサーズを自然消滅させているパナソニックに比べれば、オリンパスだけが悪者ではないはずなのに、このままだとOMシリーズのこともあ、中途半端に規格を辞めてしまうメーカーという悪いイメージだけが残るような気がします。なんだか間が悪い感じがします。

そういえば先日イートンセンターのSONY StyleショップでNEXを触ってきました。やっぱり、たしかに軽く小さかったです。現時点ではSONYのEマウントはフルに使えるレンズは少ないし、現時点ではNEXより、まだまだE-PL1のほうが魅力的だし、パナソニックのG1をはじめて手に取ったときの感動には及びません。でもなんだか、むかしのウォークマンみたいな将来性や夢を感じました。

今後どうしたものかとちょっと悩ましい感じです。正直なところ動画機能を考えたらSONYやPanasonicのほうが使いやすいんですよね。
そういえばウォークマンの全盛期の時代は、本家SONYではなくPanasonicのポータブルプレーヤーをつかってたなぁ・・・

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