ずばりテーマは父からの贈り物/父へのリスペクトといったところのようです。悪役もそういう設定だし。
アイアンマンになった主人公トニーの、これから何を目標にどうしたらいいのか?という苦悩は現代アメリカの苦悩を表現している・・・的な深読みもできそうですが、そうは思えないし、悪役がアイアンマンにそこまで対抗する必然性もいまひとつ共感できません。そんなことを考えるような映画じゃないとはわかってはいるんですが、なんだかしっくりしませんでした。
最大の違和感は、アイアンマンのお面をつけているこどもが殺されそうになるシーンがあるのですが、ストーリー上は不要なシーンだし、結局うまく助かるのですがこの経過に必然性がないし、という部分にひっかかっていることもあると思います。このシーンは、ちょっとスリルがあって笑い飛ばすところという意図なのでしょうが、個人的には、ちょっと反発を覚えました。
ところで、アイアンマンは、その装備を米軍にわたすように要求されます。そこで、議員から、ここはカナダじゃないから鍵はかけないと・・・みたいなジョークがでてきます。きちんと英語が聞き取れなかったので勘違いをしているかもしれませんが、いずれにしてもそんなジョークに観客全員が無反応なのがむしろおかしかったです。まぁカナダもそんな理想郷じゃないですよね。

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