Thursday, May 13, 2010

安物買いの・・・

Palm Treo 500 という携帯電話を買いました。2007年に発売されたという、ちょっと古い携帯電話なのですが、無線LANでネットが使えると勘違いして買ってしまいました。いままで使っていた携帯電話の外装が壊れはじめていたので、必要?!だったのです。買ったのは新品で、製造も2007年より新しそうです。


最近は、自宅はもちろんのこと、トロントのダウンタウンならスタバをはじめあちこちで、無料で無線LANが使えます。これまで使っていたような無線LANが扱えてプログラムが追加できる携帯電話であれば、こうした場所で、メールでも、ネットでも、GoogleMapでも、Skypeでも、なんでも使い放題なので、とても便利だったです。




そして、個人的にPalmの携帯電話に強いあこがれがありました。日本では販売されなかったPalmの電話ですが、いまのiPhoneももとを質せばPalm Treoシリーズの成功があってのことと思うのです。最近は、OSや会社のごたごたがあって新機種がなかったのですが、昨年秋、ようやくカナダでも Palm preという最新型が発売されたところです。けれど、カナダの携帯電話事情では日本と違って機種変は高いし、なかなか購入に踏ん切りがつけられなかったのです。もちろん、ソフトウェアが最新機種とも違うし、Palm 社が最初に成功したものとも違うこちらPalm Treo 500ですが、SIMフリー版が安く売っていたんです。

ただし・・・


じつはロシア語版です。英語表示には簡単にかえられるだろうと高をくくっていたら、表示が全く意味不明でかなり苦労しました。もちろん、英語に切り替えはできたし、こうしたプログラム追加の可能な携帯電話は、英語が扱えれば、日本語化も難しくはありません。

また、こちらウクライナかロシア向けだったようで、カナダ・アメリカの北米の一般的な携帯電話電波850/1900MHzのうち、850MHzには対応せず(これは買う前に気がついていました)、しかも無線LANが使えないのでネットにつなげないし、ほんとに大馬鹿な買い物をしてしまったと後悔しました。


ですが、この機械、使ってみると音質は非常に良く、電波感度も非常によいのです。カメラもそれなりに写り、単純に携帯電話としてみると実によくできていることに気がつきました。

また、無線LANが使えなくても、パソコンの電話帳や予定表と同期ができるのが売りなんですが・・・問題は、Windowsのパソコンを使っていないことですねぇ。Macからは同期ができません。



さて、最近日本では携帯電話の機械が特定の電話会社でしか使えないようにする『SIMロック』を止めるべきという論議が政府主導で動いているようです。ニュースを読むと「海外ではSIMフリーが一般的」みたいな議論になっているように読めるのですが、カナダやアメリカはSIMロックのほうが多いし、現在はカナダなんて3年縛りの契約が一般的なのに・・・とぼやきたくなります。

消費者としてはSIMロックがないほうがいいとは思うし、一部の国ではたしかにSIMロックを法律で禁止しているところもあるようです。ただ、日本ではSIMロックより、海外の携帯電話を使うことが禁止されていることのほうが問題であるように思います。

一定以上の電力の電波を発信する機械は各国の電波法で規制されています。日本では日本で認証されていない海外の携帯を使うと電波法違反になります。日本で認可された携帯電話には〒マークのような認証マークがついているのだそうです。厳密には、海外在住者や外国人が持ち込んだ携帯も、違法になってしまうのだそうですが運用上問題ないことになっているのだとか。今回の携帯電話も当然その規制にかかるわけですが、同じ周波数帯で海外できちんと認可された携帯電話も日本の政府機関が認証しているもの以外は違法電波局になってしまうのは、なんだか変です。変わるといいなぁと思います。(あれ、ところでカナダの電波行政はどうなっているんでしょう?FCCマークがあれば違法電波局にならないですよね?ちょっと不安になってきました。)

蛇足ですがトロント中華街ではSIMロック解除された日本の携帯がよく売っていたりします。

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