Tuesday, May 25, 2010

2カ国語の演説

今日、Portrait Ceremonyというのがあったそうです。第26代 カナダ首相のジャン・クレティエン Jean Chretienの肖像画を国会議事堂にかかかげるというイベントのようです。ところで、ニュースを聞いていてびっくりしました。彼の演説はときにフランス語になり、ときに英語になり・・・。言語の使い方にびっくりしました。トロントでのテレビ放送は、フランス語になると英語の同時通訳がかぶっていたほどです。

いままでカナダ首相の演説って聞いたことがなかったのですが、英語とフランス語がどちらも流暢にしゃべれないと、カナダでは首相になれないとは聞いたことがありましたが、自在にことばを換えながら演説するのは不思議な感じです。彼はもともとは英語が得意でなかったことが有名らしいのですが、演説で二カ国語を入り乱れて使うのは、普通なんでしょうか?

カナダは、2カ国語を同等の公用語とするという国です。公文書あるいは商品の記載はすべて最低でも、フランス語と英語の二カ国語でかかれているし、いろいろな場面で通訳をよぶ権利が認められているように思います。多様な言語が存在することを認める社会というのはいいことだと思いますが、話の途中でことばを切り替えるのは不思議でした。


話題はかわりますが・・・・
言葉の不思議といえば、ヨーロッパの国でたとえばフランス語地域とドイツ語地域が接しているところってありますよね。なんで、そうした地域でフランス・ドイツ語みたいな新しい融合した言語ができないんでしょう?もちろん、ケベック・フランス語は英語の影響をうけているし、もちろんクレオール言語だとか、融合した言語があるらしいと聞きますが、ケベックの言葉はやはり英語ではないし、クレオール語のような言葉も語彙が混ざり合っているというだけで、必ずしも融合しているというわけでもないように聞きます。(ちょっと、クレオール語への理解は不足しているかもしれませんが。)トロントでマンダリン英語があるわけじゃないですよね。動物や植物の種の進化などと対比することもできるのかも?とも思うのですがとにかく不思議です。

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